キャリアアップを目指す歯科衛生士必見!転職を成功させる3つの方法 2020.03.02
日頃のお仕事の中で問題を抱えている歯科衛生士の方は非常に多いです。その問題を解決する方法の一つとして挙げられるのが「転職」です。
しかし、転職を失敗してしまう歯科衛生士の方の多くは、成功する方法があることを知りません。この記事では歯科衛生士の転職を成功させるための3つの方法を紹介していきます。
転職をする3つの理由
公益社団法人日本歯科衛生士会の調べによると、歯科衛生士のおよそ7割が転職を経験しているといいます。ではなぜこれだけ多くの歯科衛生士が転職をしてしまうのでしょうか。
ここでは、歯科衛生士が転職を行う3つの理由を紹介します。
- 職場での人間関係
- 衛生面に問題がある
- 待遇に不満がある
これら3つの理由が原因で転職を考える歯科衛生士が多いです。1つひとつ詳しく見ていきましょう。
職場での人間関係
1つ目が職場での人間関係に問題があるということです。
この問題はどこの職場でも必ずと言っていいほど生じる問題なのですが、歯科衛生士の職場環境はスタッフの8割が女性の職場なので、めんどくさい女性関係に嫌気がさして転職を考える歯科衛生士が非常に多いです。
また、院長との人間関係が合わなくて過剰に業務をお願いされるという歯科衛生士の方もいらっしゃるので、そういった人間関係の悩みを持っている人は、信頼できる歯科衛生士の人に勇気を出して相談してみることをおすすめします。
衛生面に問題がある
2つ目が衛生面に問題を抱えている歯科医院が残念ながら存在するということです。
コストを削減するために患者さんに使う手袋を洗って使いまわしていたり、歯を削るドリルは本来であれば滅菌しなければならないのに、アルコール消毒で済ましていたりと、患者さんの健康を害する可能性のある行為をしている歯科医院が約半分以上存在するのです。
このような環境に耐えられない歯科衛生士の方は転職をしています。
待遇に不満がある
3つ目は歯科医院の待遇に不満があることです。
給与や福利厚生が、入社前に説明されていたものと異なっていることが原因で転職をしてしまう歯科衛生士の方がかなり多いです。
このような事態を避けるためには、契約時に口頭で言われる待遇内容などを、可能な限り文書化してもらいましょう。
万が一契約時の内容と業務が異なっているならば、訴えることも可能なので、ぜひ実践してみて下さい。
他の歯科衛生士と差をつける資格3つを紹介
転職活動をする中で、キャリアップを目指した転職を考えている歯科衛生士の方は、今から紹介する資格を持っていると理想の転職先を見つけられる可能性が高まります。
- インプラント専門歯科衛生士
- 認定矯正歯科衛生士
- 日本歯科審美学認定士
1つひとつ詳しく見ていきましょう。
インプラント専門歯科衛生士とは
インプラント専門歯科衛生士とは、日本口腔インプラント学会によって認定される資格であります。
インプラント歯科衛生士の資格を得るには様々な条件が必須となります。
ライセンスなしでも施術することは可能なのですが、最近ではインプラント治療でトラブルが多発しているため、患者さんが公認の資格を持っているインプラント治療歯科を探します。
なので、インプラント専門歯科衛生士の資格を持っていれば、転職活動で有利になることは間違えなさそうです。
認定矯正歯科衛生士とは
認定矯正歯科衛生士と日本成人矯正歯科学会が主体となり、矯正歯科における豊富な経験と専門知識、また施術の技術を認定する資格です。
この資格には一級と二級が存在し、一級の所得を目指すにはまずは2級を所得しなければなりません。
所得する難易度がかなり高い資格となっていますので、認定矯正歯科衛生士の資格を目指す人は早めに対策を行う必要があります。
日本歯科審美学認定士とは
日本歯科審美学認定士とは、日本歯科審美学会が定める要件を満たす歯科衛生士が所得できる資格となっています。
この資格の認定を受けるには、歯科衛生士に必要な技術の全般を求められます。なので、審美歯科の領域で活躍したいと考えている歯科衛生士の方には必須の資格となります。
歯科衛生士が転職を成功させる3つの方法
最後に歯科衛生士が転職を成功させるために必要な3つの方法を紹介します。
- 転職したい理由を明確にする
- 転職先候補の情報を事前に集める
- 転職エージェントを活用する
これらのことを意識するだけで、転職活動を優位に進めることができます。1つひとつ詳しく見ていきましょう。
転職したい理由を明確にする
1つ目が転職をしたい理由を明確にすることです。歯科衛生士の方は特に自身の中で、転職を行いたい理由を明確にする必要があります。
転職をする理由がキャリアップを目指したポジティブな理由なのか、待遇面に不満を抱えている等のネガティブな理由かによって、転職先も変わってきます。
なので、闇雲に転職先を探すのではなくて、まずは転職を行いたい理由を明確にしましょう。
転職先候補の情報を事前に集める
自身の転職を行いたい理由を明確化したら、次は転職先を探しましょう。
そして、転職先の候補が見つかったら情報をできるだけ集めましょう。
情報量が多いに越したことはないので、Webサイトから情報収集を行ったり、実際に働いている人から情報を集めたりと、様々な媒体から集めるようにしましょう。
転職サイトを活用する
3つ目は転職サイトを活用しようという提案です。
従来の歯科衛生士の求人の探し方は、直接歯科医院にアポをとったり、専門学校に掲載されている求人に応募したりと求人の幅が狭かったです。
しかし、転職サイトを上手に活用することができれば求人の幅もかなり広がりますし、転職エージェントが歯科衛生士の転職活動をサポートしてくれるため心強い味方になってくれます。
まとめ
歯科衛生士が転職を行ってしまう理由から、転職を成功させるための3つの方法を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
転職を成功させるには自分の条件に合わせた職場選びが大切ですので、上記で紹介した3つのポイントを参考にして、歯科衛生士の転職活動を勧めてみてはいかがでしょうか。